楽天のドラフト2位ルーキー・安田悠馬捕手(22)が17日、約5カ月ぶりに1軍に合流した。この日の西武戦(ベルーナドーム)から1軍登録。安田は1年目から球団史上初の開幕スタメンマスクを勝ち取り、3月29日オリックス戦(京セラドーム大阪)では、プロ初本塁打をマークした。しかし、直後に新型コロナウイルスに感染したため同31日に登録抹消。復帰後の5月には2軍戦で左人さし指を骨折し、離脱が続いていた。

石井一久GM兼監督は「戦術的なところで代走、代打が1つ遅れる可能性があるので(捕手)3人にしました」と、作戦面で幅をもたせるため捕手3人体制にしたことを強調した。「個々じゃなくて、チームとして捕手3人入っている方が、今はベストな布陣だというところの判断ですかね」と説明。追い掛ける展開で、試合終盤にマスクをかぶる可能性がある。

安田は8月にイースタン・リーグで実戦復帰を果たし、直近では同リーグ9月15日DeNA戦で本塁打を放つなど、好調をアピール。Aクラス浮上のかかる敵地での西武4連戦で合流することになった。代わって、前日のソフトバンク戦で3三振のマルモレホスが登録抹消された。