<オリックス2-0ソフトバンク>◇17日◇京セラドーム

オリックスが山本由伸投手(24)の快投で、ソフトバンクとの3連戦初戦を制した。山本は今季2度目の完封で14勝目。

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シーズン最終盤に入り、オリックス山本には気にかける投手がいた。ロッテ佐々木朗希だった。

「ろーたん、大丈夫そうですかね? 」

球宴のタイミングで、日刊スポーツが企画した「夢対談」の取材に応じてくれた2人は、互いの試合結果や投球内容など、チェックする。プロ2年目の18年に救援として54試合に登板し、翌19年から本格的に先発転向した山本は「やっぱり最初は厳しいですよ。僕も(体力が)きつかった…」と実体験を明かす。

疲労がドッと来るタイミングは「5月くらいに1度来て、次は8月以降に。どんどん疲れが抜けにくくなるんです。筋肉痛と体の張りが取れずに、もう次の試合がきたの? って感じです」。山本は先発ローテーションを守って、今季で4年目。「もちろん、僕も休みたいと思う日はありますよ。眠い時とか」と笑う。コメントに人間味あふれる24歳は、投球も心遣いも“神”なのである。【オリックス担当=真柴健】

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