西武は試合前に3年連続V逸が決まったが、試合には快勝してクライマックスシリーズ(CS)圏内の3位に浮上した。辻発彦監督(63)の試合後の主な一問一答は以下の通り。

-先発松本の出来は?

辻監督 良かったよ。1安打でずっと(6回まで)いったから。リズムが良くて、ストライク先行すればね。左のインコースも、しっかり攻められていたしね。そういう意味では、素晴らしかった。

-7回に2失点

辻監督 あそこが、ちょっと。2アウトを取っているのだから、そこが詰めが甘い。特に(日本ハムは)若い選手が多い中で、前の打席でも古川裕は三振しているし、絶対に初球から来るというところに、あんな真ん中に投げたら打たれる(結果は左前打)。(森)友哉は外真っすぐを要求したんだろうけど、ちゃんといけば全然あそこには飛ばない。だから、あれからああなる。野球は怖いからね。ヒット1本で、そうなる。(細川に)三塁打を打たれたのも(カウント)3-2にしたからそうなったわけで。2-2で勝負したら、あそこまで思い切ったバッティングはできないだろうし、3-2になってストライクが来るとある程度、腹をくくったかもしれないし、球に力があったようには見えない。

-ちょうど100球近くで乱れたが、疲れがあったのか

辻監督 そんなことない。あそこは最後、ギア上げなきゃいけないところだから。あれで負けたら本当悔やむでしょ。

-8回、山川の右中間フェンス直撃の二塁打で一塁走者の森の打球判断が良かった

辻監督 あー、すごい良かったね。栗山の走塁もね、素晴らしかった。5点目、大きかったよ。栗山の走塁もね。

-追い上げられた直後の8回の攻撃

辻監督 そうだね、愛斗も進塁打も非常に良かったし。愛斗、非常に内容が良かったしね、あそこは(打順が)下位にいくわけだから、愛斗にヒットを打ってもらいたいんだけど、最低進めてくれれば、そこで栗山がね、気が楽になっただろうし。

-オリックスがデーゲームで楽天に勝利したことで、3年ぶりのリーグ優勝の可能性がなくなった

辻監督 それはもう、数字的には難しいとは思っていたけどね。まあ、さらに緊張感というか、集中力を持って、上の2チームは戦っているだろうしね、やはりそれだけの力を持ったチームだからね、しょうがない。