DeNAが、ヤクルトに2年連続で目の前で胴上げを許した悔しさを吹っ切るかのように、中日戦で2者連続アーチでスタンドを沸かせた。2点ビハインドの4回無死、先頭の宮崎敏郎が左翼席へ16号ソロ。次打者のソトも初球のスライダーを弾丸ライナーで16号を左翼席最前列に運んだ。ソトは「ストレートに合わせていましたが、うまく変化球に反応することができました」とコメントした。

9月に入って、「ハマのプーさん」が、アーチを量産する。宮崎は4回のソロが今月7本目の本塁打。「2点差だったので、出塁することを意識していましたが、一番いい結果となり、よかったです」と振り返ったように、つなぎの意識が本塁打につながった。「うまく風に乗ってくれました」と付け加えたが、通算1000安打を達成した宮崎の卓越した技術を感じさせる1発だった。