阪神藤浪晋太郎投手(28)が今オフのメジャー挑戦を目指すことが27日、分かった。ポスティングシステムでの大リーグ移籍を希望する。すでに球団には意思を伝えており、シーズン終了を待って交渉に入る。

◆ポスティングシステム 海外FA権取得前に大リーグへ移籍できる制度。日本野球機構(NPB)を通じて大リーグ機構(MLB)に契約可能選手として通知される。現在は以前のような入札ではなく、譲渡金支払い意思のある全球団と交渉できる。日本選手では00年オフにイチロー外野手(オリックス)が初めて申請し、マリナーズ移籍。阪神では06年オフに井川慶投手がヤンキースへ移籍。19年オフの菊池涼介内野手(広島)、20年オフの菅野智之投手(巨人)西川遥輝外野手(日本ハム)のように交渉が成立せず残留するケースもある。