ソフトバンクは28日、松田宣浩内野手(39)と来季契約を結ばないことを発表した。

松田は05年大学生・社会人ドラフト希望枠で入団。以降は17年目となる今季まで、ソフトバンク一筋でチームの黄金期を支えた。パンチ力のある打撃や堅実な守備、またグラウンドやベンチでの盛り上げ役としても貢献。近年は本塁打を放った際の「熱男!」パフォーマンスがファンにも人気だった。

14年から20年にかけては、球団歴代2位の815試合連続出場も記録。ゴールデングラブ賞は7年連続、8度の受賞歴があり三塁手としてはいずれも歴代トップだ。

今季はチームが世代交代、若返りを図る中で出場機会が激減。ここまでいずれも自己ワーストの43試合出場、0本塁打、打率2割0分4厘の成績にとどまっていた。今月8日に出場選手登録を抹消され、ファームでの調整を続けていたが再昇格には至らず。若手の成長も著しく、松田は来季の戦力構想から外れた。松田自身は現役続行を希望しており、他球団でのプレーを模索することになった。