中日根尾昂投手が2日、広島戦(マツダスタジアム)でプロ初先発する。将来の先発起用を見据える立浪監督は投球数を50球くらいと明かし、サポート役に柳もブルペンスタンバイ。野手から投手へシーズン途中で転向した投手根尾が最終戦で飛躍を期す。

先発解禁は、5月21日に投手デビューを果たした敵地となる。「最後に先発できることに感謝しています。投げさせてもらえることが非常にうれしい。少しでも収穫があるように攻め込んでいきたい」と、ナゴヤ球場で最終調整した根尾は、初先発に意気込んだ。

投手転向約5カ月。下半身のウエートトレに重点を置き、筋肉量も増え体重も4キロ増の86キロになった。リリーフでは24試合に登板、1ホールド、防御率3・81。転向当初は最速154キロの直球とスライダーだけだったが、フォーク、カーブと球種も増えた。「他の球種でストライクが取れた方が打者も考えることが増える。少しずつ引き出しは増えている」。5戦無失点の広島相手に右腕がチームの白星締めを狙う。

【関連記事】中日ニュース一覧