日本ハム新庄剛志監督(50)が、今月20日に行われるドラフト会議で、1位指名競合の際の抽選役に立候補した。クジ運は「持ってますよ」と豪語。1巡目の指名順及び抽選順はパ・リーグ最下位から。“1番クジ”で幸運をキャッチする。

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監督1年目を最下位で終えた新庄監督が、来季の巻き返しへ向けて大役に名乗り出た。今月20日に行われるドラフト会議で、1位指名が競合した際の“抽選役”に「もちろん(引きます)。両手で引いちゃおう!」と立候補。今年の1巡目の指名順及び抽選順はパ・リーグ最下位からで、競合すれば、新庄監督が“1番クジ”を引くことに。「だいたい(抽選箱の中のクジは)下から2番目なんですよ、当たりは(笑い)」と、狙い?もバッチリだ。

抽選箱に両手が入るかどうかは、定かではない。過去の例を見ると、片手で精いっぱいの気もするが、そんなことは新庄監督には関係ないようだ。クジ運は「持っていますよ」とドヤ顔。外した場合も「運命。出会えなかったと思うだけで」と割り切る。

今年はドラフト会議当日まで、1位指名を明かさない方針の日本ハム。新庄監督は「1位は決まってる、もう」と言いながら“口チャック”のしぐさで、普段はサービス精神満点の冗舌な口を固く封じた。既に巨人が12球団一番乗りで、高松商(香川)の浅野翔吾外野手(3年)の1位指名を公表。新庄監督も高く評価していた選手だが「公表したの?うちはね、公表しない」と、だんまりを決め込んだ。

「一本釣りでいきますよ」と宣言してから、一本釣りだと抽選役が必要ないことに気付き「ちょっと(他球団と)争おうかなという選手にいきます」と、すぐさま訂正。運命の日は、刻一刻と近づいている。【中島宙恵】

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