パ・リーグ2位に終わったソフトバンクは5日、ペイペイドームで全体練習を再開した。8日からは本拠地ペイペイドームで3位西武とクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージを戦う。

10月2日は、リーグ最終戦で優勝を逃すという歴史的な屈辱を味わった。藤本博史監督(58)は「10月2日、一生忘れんわ。(14年の)バッティングコーチの時は10月2日、マッチ(松田)のサヨナラで良い思いをさせてもらったけどね。自分が監督になって、10月2日、あの悔しさは一生忘れないと思います」と心に刻んだ。さらに「目から変な汁が出てきた。野球人生で初めて変な汁が出たよ」と、独特の表現で涙したことを明かした。「野球やって涙したことって1度もなかった。甲子園で負けた時でもない。怒られて泣いたこともない。悔しくて泣いたこともなかったけど、本当に悔しくて」。優勝マジック「1」としながらも、最後にオリックスに連覇を許したことを悔やんだ。

それでも、いつまでも引きずるわけではない。涙を心に刻んだ上で「もう短期決戦なんでね。それこそ(投手は)1人1殺もあるし、(野手は)悪かったら代打もある。トーナメントの気持ちでやっていきたいと思います」と意気込んだ。 西武にはレギュラーシーズンで14勝10敗1分けと勝ち越している。「西武には勝ち越しているんやから、自信持ってやってくれたらいい」とナインを鼓舞した。

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