セ・リーグ2位のDeNAは6日、小雨のぱらつく横浜スタジアムで全体練習を行った。

8日に迫った阪神とのCSファーストステージに向けて、三浦大輔監督(48)は「横浜スタジアムで迎えることができるし、楽しみですね。もちろん大変なプレッシャーのかかる試合だと思いますが、ホームでできますし、たくさんのファンがついててくれますから、楽しみです」と話した。

今季阪神戦は16勝9敗と大きく勝ち越してはいるが、うち7勝は2点差以内の接戦だった。阪神投手陣の防御率はリーグ唯一の2点台で、石井琢朗野手総合コーチ(52)は「防御率が一番いい。そんなに得点ができないというところで、いかにその1点を取っていくかが大事になると思う」と話す。より機動力を生かし、進塁を狙うには上位の出塁が大事になってくる。

リードオフマン桑原は過去にCS、日本シリーズの経験がある。「1、2番は短期決戦でキーマン、キーマン言われる。言われ続けてきて、貢献できたかなって振り返ってみたら、できたときあったんかなって。何とか流れを呼び込めるように自分の役割ができたら」と燃えている。

また今季自己最多の94試合に出場した楠本は、2番で数多く経験を積んだ。阪神戦の打率3割5分7厘、9月の打率は3割4分5厘をマーク。「初めてのクライマックス・シリーズなのでレギュラーシーズンとは違う緊張感があります。19年は(2軍の)フェニックス(リーグ)にいたんで。ただ悔しい思いしかなかった」。今年こそグラウンドで、貢献する。

クライマックスシリーズ日程と組み合わせ