東京ガスはヤクルトとの練習試合(神宮)で、ドラフト上位候補の益田武尚投手(24=北九州市大)が先発。NPB11球団のスカウトが視察する中、3回4安打3四球1失点でまとめた。「カットボールやフォークで空振りを奪えた。さらに精度を上げたい」と振り返った。

能力の高さをみせたのは初回1死一、二塁。村上から外角高め、148キロ直球で空振り三振を奪った。続くオスナからも三振を奪い、ピンチを脱出。「高めの直球の威力は自分の持ち味。球界を代表する打者相手に押せたのは自信になる」と手応えをつかんだ。

失点は2-0の2回1死二、三塁から内山壮に許した左犠飛の1点のみ。日本ハム稲葉GMは「自分の球を投げきれた時は、素晴らしいものがある」。ロッテ榎スカウト部長も「彼の持ち味はバランスが良く、キレの良い球を投げる所。プロ相手にいい所もありました」と評した。

▽ヤクルト高津監督(東京ガス・益田について) 体も強そうですし、スタミナもありそう。投げっぷりのいいピッチャーだと思いました。

▽東京ガス・臼井浩投手(28歳のドラフト候補右腕は3回を無失点に抑え) 野球選手として楽しみな試合でした。自分の持っている力は出せたと思います。