セ・リーグ王者のヤクルトが、日本シリーズに王手をかけた。高津臣吾監督の一問一答は以下の通り。

-サイスニードが雨で粘投

彼はすごく勝ちに飢えてるというか(シーズン)最後の登板の時ももうちょっと投げさせてくれ(と言ってきた)。次に勝つときはすごくいい1勝だと言ってなだめたという、そういういきさつがあった。その次の1勝が今日ということで、すごく大きな1勝を挙げてくれたと思います。すごく状況の悪い中、本当によく粘って投げられたんじゃないかなと思いますね。

-最少失点だった

立ち上がりは非常に難しかったと思います。なかなか制球も定まらなかったですし、変化球もストライクなかなか入らなかったんですけども、徐々に持ち味というかね、しっかり緩急も使えるようになったし、コントロールもできるように、回を追うごとになったのかなという感じがします。

-昨年はポストシーズンで投げられなかったが、今年は1年間1軍で回った

その通りですね。昨年終盤にね、ケガして悔しい思いを彼はしているので。今日にかける思いは、今年のレギュラーシーズン、プラス昨年のポストシーズンていうところも含めて、絶対勝ちたいと思ってマウンドに上がったんじゃないかなと思いますね。すごくうれしそうでした。

-村上の逆転の1発

何となく先に点取られて嫌な雰囲気だったんですけども、彼のバットが、何て言うんですかね、扉をこじ開けたというか。その後の岡ちゃん(長岡)とかオスナのホームランにつながったのかなというふうに思います。ひと振りで2点取ったわけですから、逆転したわけですから、ナイスバッティングだったと思いますね。

-4番としてどっしり座っている

その後の打席はちょっと、もう1本出てたらというところが何回かあったので、でも言い出したらキリないんですけども。はい、しっかり振ってくれてると思います。

-長岡も1発

のびのびとプレーしてくれてるのかな。今日エラーありましたけど、よく声も出しますし、元気に走ってる姿を見ると、今日いいホームランも打ちましたし、よく頑張ってるなと思いますね。

-オスナが2戦連発

本当に状態がいいんだと思います。彼があそこにいるからムネ(村上)がまた生きるしね。その前の(山田)哲人が出塁率がすごく高いので、四球とかでもよく出塁するので、あそこはよくつながってくれてるなと思いますね。

-6回塩見の三盗などリードしても攻める姿勢

積極的に打つ方も、そういう意味では三盗はすごく難しい状況だったですけれども、点には結びつかなかったですけども、ああいう姿勢っていうのはすごく大事だと思います。チームが活気づくというか、いけるぞって雰囲気になりますし、すごくいいスチールだったと思いますね。

-マクガフは1失点

今日は何て言うんかな、ずっと先頭が出てずっとピンチだったような気がしますね。トータルで3点しか取られてないので(被安打)11本かな、で先頭6回くらい出てるのかな。それで3点でよく収まったなと。(サイ)スニードじゃないですけど状況が悪い中、ランナー出してからの粘りであったりとか、次へのつなぐ意識であったりとかが、よく現れた投手陣だったのかなと思います。よく逃げ切ったと思います。

-日本シリーズに王手

1勝アドバンテージがあって、6試合というところで、第2戦がすごく大事だと思ってました。ここを取ると間違いなく1歩前に出ると思っていたので、初戦も、もし負けたとしてもね。そのぐらい2戦目をすごく重要視していたので、今日取れたのは、大きいと言うとあれだな、よかったと思います。

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