日本ハムの道産子左腕、根本悠楓(はるか)投手(19)が、プロ入りを控えた後輩に金言を授けた。苫小牧中央の斉藤優汰投手(3年)が、広島からドラフト1位として指名公表された。2学年下の後輩で、在学中はトレーニング方法などを教えたこともあった。入団当初の自身の経験を踏まえて「1年目にケガをしたので、ケガしないことが一番。そういうところはアドバイスできたら」と先輩として一肌脱ぐ。

根本は「あんまり投げることが好きじゃなかった」と指名後もブルペンにはほとんど入らず、キャッチボールで投球練習した。プロ初のブルペンでは、3カ月のブランクを痛感。「投げる体力は必要かなと思います」とアドバイスした。

斉藤は入学当初から球が速く、体が大きかった印象を持っている。「コントロールがあんまり良くなかったイメージですけど、あれだけ球が速くて身長もあったので、もっとまとまってスピード上がれば全然(ドラフト指名は)あるなと思っていました」と自分のことのように喜んだ。

根本は現在、フェニックスリーグに参加中。左打者対策へチェンジアップの精度を高めることをテーマに取り組んでいる。第2クール初戦の15日オリックス戦(サンマリン)で先発予定。「テンポ良く、自分の課題に取り組んでストライク先行でいきたいです」。鍛錬の秋を経て、頼もしさが増した姿で3年目の来季を迎える。【田中彩友美】

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