阪神が守備力強化に向け、馬場敏史氏(57)を1軍内野守備走塁コーチとして招聘(しょうへい)する方針であることが15日、分かった。

現役時代の95、96年にはオリックスで三塁手としてゴールデン・グラブ賞を受賞。21年にコーチを務めていた西武を退団後は、神戸学院大でコーチとして学生を指導していた。岡田新監督とは現役時代にオリックスでチームメート。5年連続リーグ最多の失策を減らすべく、新指揮官と同じ内野手としてプレーした名手が守備を鍛え直す。

「第2次岡田政権」のコーチ陣容が整いつつある。1軍ヘッドコーチには平田勝男2軍監督の昇格がすでに決定。2軍監督には和田豊テクニカルアドバイザー(TA)、1軍打撃コーチに水口栄二氏、1軍バッテリーコーチに嶋田宗彦スコアラーが就任し、現在2軍担当の安藤優也、久保田智之の両投手コーチは1軍昇格が検討されている。

◆馬場敏史(ばば・としふみ)1965年(昭40)2月10日生まれ、福岡県出身。柳川から新日鉄堺を経て、89年ドラフト5位でダイエー(現ソフトバンク)入団。94年トレードでオリックス移籍。95、96年のリーグ連覇に貢献し、この2シーズンでゴールデングラブ賞受賞。97年途中からヤクルトに移り、00年限りで引退。オリックスやヤクルトなどでコーチを務めた。通算675試合、328安打、12本塁打、119打点、打率2割4分2厘。現役時代は173センチ、77キロ。右投げ右打ち。

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