中大の森下翔太外野手(4年=東海大相模)は阪神が1位指名し交渉権を獲得した。

フルスイングから広角へ繰り出す。打球速度、パワーが自慢の右の長距離砲だ。高校時代は東海大相模の4番として3年春、センバツに出場し4強入りを果たした。中大では1年春から出場し、大学日本代表に選出されるなど、この世代を代表する打者として、リードしてきた。

森下のこだわりは打点だ。「チームの勝利に貢献する象徴が打点。流れを変える長打力が自分の持ち味」と胸を張る。初球から積極的にバットを振り、出塁すると次の塁を狙う。勝負強さも森下のウリだ。

高校時代も夢みたプロ野球だったが「高校野手では活躍は難しい」と断念。強打を磨き上位候補と言われる選手に成長した。「日本代表や、いい選手とも触れ合い刺激になった。大学にきて正解」と選んだ道に間違いはない。

「ホームランも打てて、打率も残る。常に高い打率を保てる選手になりたい」。憧れのプロの世界で力を試す時がきた。

神奈川県横浜市出身、182センチ、88キロ、右投げ右打ち。

◆森下翔太(もりした・しょうた)2000年(平12)8月14日生まれ、神奈川県出身。小学1年から野球を始め、日限山中時代は戸塚シニアに所属。東海大相模では1年夏から背番号8。中大でも1年時からレギュラーを獲得し、東都リーグ通算9本塁打。強打とスイングスピードの速さが魅力。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。

【ドラフト】巨人が高松商・浅野翔吾との交渉権獲得 史上初阪神との一騎打ち制す/速報中