亜大の田中幹也内野手(4年=東海大菅生)は、中日から6位指名を受けた。

指名された瞬間、大きな歓声が沸き起こった。上位指名も期待されており「不安がありながら待ってました。呼ばれたことはホッとしてます」と胸をなで下ろした。

中日については「若い選手が多く出ている印象。魂がこもったというか、チームとして熱いチームだと思います。小学校の頃から観ていた、亜大の井端さんは常に目標としてやってます」と中日OBで大学の先輩である名手を挙げた。

身長166センチ、64キロで、50メートルは5秒9の俊足。「自分の持ち味は足を生かした走攻守。武器をしっかりもって自信を持って臨みたい。まずは開幕1軍を目指して、いずれは盗塁王、ゴールデングラブ、ベストナインとタイトルをとれる選手になりたい」と目標を掲げた。

昨夏、キャンプ中にスズメバチに刺され、病院で検査を受けたところ、国指定の難病、潰瘍性大腸炎が判明した。その後1カ月、秋には手術を受け2カ月の入院。11キロも痩せ体力も落ちたが夢はあきらめなかった。今秋からはレギュラーに復帰。「小さいころからやってきて、野球を離れた生活はなくて。野球が出来ない期間があったから今の自分がある。悔しい思いを糧にやれている。これからもこの思いを持ち続けていきたい」と力を込めた。

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