広島が苫小牧中央の斉藤優汰投手を1位で単独指名し、交渉権を獲得した。189センチ、91キロと恵まれた体格から角度のある真っすぐを投げ込み、カーブ、スライダー、フォークを操る本格派。球団は将来性を高く評価し、ドラフト1週間前の13日に1位指名を公表していた。

09年の今村猛投手(清峰)以来となるドラフト1位での高卒投手指名に、新井監督は「体もしっかりしていますし、まず何と言っても力強いストレートが魅力ですね。そして彼の持っているポテンシャルは球界を代表する素質を持っている投手だと思います。大きく強く育ってもらいたいです」と期待を口にした。

次世代のエース候補と期待される右腕へ、新井監督は代表取材の最後に広島弁でメッセージを送った。「斉藤くん、はじめまして。初めて生まれ育った街を離れる不安というのはあると思います。ですけど、広島もすごくいい街です。心配せんでええけんね。会えるのを楽しみにしとるよ」。笑顔で広島入りを歓迎した。

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