連覇達成! 仙台大(仙台6大学)が東日本国際大(南東北大学)に6-4の逆転勝利で、2年連続2度目の明治神宮大会出場(11月18日開幕)を決めた。5-4で迎えた7回1死三塁、ピンチでマウンドに上がった佐藤亜蓮投手(4年=由利工)が好救援。7回を2者凡退でピンチを脱すと、8、9回と1安打も許さず試合を締めくくった。

9回2死、最後の打者が左翼方向へと高く打ち上げた打球を川島優外野手(3年=山村学園)が捕球しゲームセット。優勝が決まった瞬間、マウンドの佐藤亜は後ろを向いてガッツポーズした。「今まで準備してきたことが報われた気がしました」。自然と大きく広がった両手に、ナインがなだれのように駆け込んできた。試合後には涙を浮かべ、「4年間やってきたことが出せてチームの優勝に貢献できた。うれし涙です」と優勝をかみしめた。

リベンジの舞台は整った。11月19日の神宮大会初戦は、昨年の初戦でも戦った国学院大と対戦する。昨年は2-1で迎えた8回1死満塁の場面で、佐藤亜が登板。4失点(自責点1)で逆転を許し、試合は3-5で敗れた。佐藤亜は「去年は自分が打たれてしまって負けた。今年は絶対に抑えて全国優勝してやろうという気持ちです」とリベンジに燃えている。神宮のマウンドで悔しさを晴らし、今度こそ神宮初勝利、そして全国の頂点をつかみ取る。【濱本神威】