楽天は10月31日、育成ドラフト1位で指名した西南学院大・辰見鴻之介内野手(22)と福岡市内の同大で指名あいさつと入団交渉を行った。支度金300万円、年俸250万円で基本合意に達した。

同大からの指名は79年ドラフト4位で西武に指名された蓬莱昭彦以来43年ぶり。香住丘(福岡)出身者でも初めてのプロ野球選手となった。

石井一久GM兼監督も“隠し玉”の1人に挙げた一芸に秀でた選手。50メートルを5秒7で駆け抜ける。10月20日のドラフト会議後には「辰見くんはかなり足が速い。そこはチームに将来的に還元してくれると思う」と名指しで期待を寄せていた。楽天には同じく快足の持ち主である辰己がいる。2人の“タツミ”で相手をかき乱すことができるように、まずは支配下登録を目指す。(金額は推定)

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