4大会ぶり出場の日立製作所(関東・茨城)は森下翔平内野手(28=東海大)の勝ち越し打でJR九州を下し、初戦を突破した。

3点差を追いつかれた直後の7回裏。1死満塁から2番森下が右翼線への二塁打で2者が生還し、「初回に併殺打でチャンスをつぶした。しっかり結果で返せるように思っていた」。二塁上でガッツポーズとともに笑顔があふれた。

森下は7月の都市対抗以降は3番から2番へと打順を変更。和久井勇人監督(60)は「一番得点能力が上がる。攻撃型布陣です」と話し、狙い通りのV打となった。

先発の青野善行投手(25=国際武道大)は6回2安打11奪三振と勝利に貢献。今年の日本シリーズで26年ぶり日本一に輝いたオリックスファン。オリックスの本拠地・京セラドーム大阪での登板は初めてで「投げやすかった。オリックスが優勝したので、そのパワーで投げました。楽しかった」と笑った。