元阪神で85年日本一に救援投手として貢献した福間納監督(71)が率いるカナフレックス(近畿)は、日本通運(関東)にコールド負け。福間監督は「やってしもた。強いわ」とお手上げ。創部9年目のチームで、全国初勝利とはならなかった。

初回に2ランを浴びると、2回にも2点を失い序盤からリードを許す展開。打線も散発3安打に抑えられて7回コールド負けを喫した。全国大会での1勝の難しさを痛感し、「いい打者が多い。ちょっと甘くなったらやられる。投手も打の力も上やね。近畿で勝っても関東とやったらやられる。そんな甘いもんじゃないね」と苦笑いだった。

今季から監督を務め、1シーズンが終了。「できなかったことの方が多い。もっと早くこちらからサインを出して1点取る野球を目指していかないといけない。バントは犠牲なんやけど大きいです」と課題を痛感。自身は現役時代に救援投手として活躍したが、「先発完投できる投手を作らないと。勝っていくと投げる投手が少ない」と来季へ向けて投手力整備も進める。