広島は16日、秋季キャンプ第2クールを終えた。新井貴浩新監督(45)はブルペンで初めて投手への指導を行い、1年目松本に「打者目線」で助言。堂林には実弟の良太2軍打撃コーチとともに直接指導した。第2クールのMVPには連日監督に大きな声でアピールを続ける育成選手の木下の名前を挙げた。「彼を見ていると、自分の若い頃とかぶるところが多々ある。自分も若い頃こうだったな、と感じています」と笑顔を見せた。合流した第2クールを終えた新井監督の一問一答は以下の通り。

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-第2クールが終了

「みんなすごく元気もありますし、練習できているので満足しています」

-新しいコーチ陣の働きはどうか

「今のところ、すごく順調。新しく加わったコーチもしっかりやってくれていますし、彼らもびっくりしている。練習の明るさ、元気の良さ、取り組む姿勢、スイングの強さというものに驚いている」

-ブルペンでは松本投手に話しかけていた

「彼も、ルーキーイヤーで50試合登板ですね。しっかりといい経験をできたと思うので、そういった中でブルペンで彼の投球を見ながら。自分は打者だったので、打者目線でこう思うよ、こういうところにこういうボールを投げられたら嫌だよ、というのを伝えました」

-全体の打撃練習が終わった後、堂林選手に新井良太コーチと2人で指導

「ドウ(堂林)は現役も一緒にやりましたし、引退してからも彼の打撃は見ているので。彼がいいとき、彼があまりいい状態ではないときを自分の中では把握しているつもりなので。そのことをちょっと話しました」

-育成選手の木下選手が大きな声でアピール

「木下、いいですねー。みなさんどうですか? すごく元気がありますし、彼を見ていると、自分の若い頃とかぶるところが多々ある。自分も若い頃こうだったな、と感じています」

-第2クールのMVP

「難しいですね。みんないいなと思っているんですよね。野手も投手も、みんな各自がいいものを見せてくれているので、その中から強いて挙げれば木下ですね(笑い)」

-末包選手が打撃練習のみの1日だった

「今の編成を考えて、左打者が多い。右打者で長打が打てる彼に期待するものがある。今日はバッティングデーでバッティングコーチがやってくれたんですよね。そんなにあまり長打、長打と思わなくても、普通に振れば長打になる。それぐらいの感覚でやってもらいたい」

-マクブルームら外国人3選手が再契約。マクブルームは今季4番を務める事が多かった

「彼はすごく勤勉な選手と聞いていますし、日本の野球をリスペクトしてくれていると聞いています。1年目から対応力がある。自分は解説者として外から、対応力があるところを見せてくれた。これが2年目に入って、彼にかかる期待は大きいですね」

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