阪神岡田彰布監督(64)が16日、近本光司外野手(28)、中野拓夢内野手(26)の1、2番構想を明かした。俊足左打ちコンビの並びについて「今思っているのはその1、2番がベスト」とした。

岡田監督の一問一答は以下の通り。

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-中野はある程度スタメンで計算できる。打順は

「俺は近本、中野がええと思うよ。近本は1番やで。だから、(近本は)3番を打った時くらいのボールの選び方というかな、あの感じで一番でええと思うけどな」

-中野も1、2番を打てる力ある

「そりゃあると思うよ。2番となると無理やり引っ張るとかな。また打ち方が変わってくるとは思うけどな。考え方でな。だからおまえ、中野2番にしたら、走るまで待て言うたら打てへんやんか、初球から。それはもう、ええ効果かも分からん。そういうのもあるよ」

-前回の監督時、赤星にはいつ走ってもいいと。中野、近本もなれそうか

「いや、そこまではやれへんと思うなあ」

-バッターも難しい

「そら難しいよ。うーん。だから、いつ走るか分かれへんいうのはバッター難しいで。ある程度、それはサインで縛った方が俺は打ちやすいと思うよ。はっきり言うて。オレがバッターやったら、絶対それの方が打ちやすい。だからあの、関本2番に置いた時、黒子に徹せるヤツ言うかな。とにかく(ランナーが)走るまで、右(打者)やから見えるわけやから、右バッターはな。待って待って追い込まれても、なんとかバットに当てれるな。ちょこんとセカンドゴロ打って、走ったあと、1アウトサードに持っていけるとかな。そこまで黒子に徹せる、そういうバッターも必要やねんけどな。でも関本と中野やったら中野の方がヒット打てるなあ。そう考えると、サインで、例えばエンドランにしてもそういう形で縛ったらな。そこで一、三塁になる可能性もあるし。これは打順は最終的に2月やけど、紅白とか練習試合なってきてな、2番としての打ち方な。だから俺2年前か、近本とやったよな、近本が2番打つ時やったやんか、宜野座でやったで。キャンプの時近本が2番打ついうみたいで、木浪が1番かあのときは、一緒やろ。新人で1、2番やったやんか。俺インタビューやったやんか。『2番どうして打ったらいいですか?』って、そんなん知らんがな(笑い)。いろんな役割あるよな、そらバントで送るっつーのもおまえ。でも打つ能力あったら打ってもええしな。近本も足があるんやから、ゲッツーがないという想定の打ち方もあるしな。2番バッターでもいろんなタイプがあるからな。どういう風に打てとか、なかなか第三者で俺ら言われへんやんか、はっきり言ってのお(笑い)。1、2番なんかいろんなことができて、可能性が広がる方が相手は嫌やんか。絶対バントやなと思ったら相手も楽やけど、いろんなバリエーションができる1、2番なんか相手も絶対嫌やしな、やっぱりな」

-2月はまずその形を試すか

「そうやな。今思っているのはその1、2番がベストやないかなと今思うけどな」

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