阪神岡田彰布監督(64)が16日、控えも含めた来季1軍の野手陣容について語った。複数ポジションをこなすユーティリティー枠は3、4人は必要だとし、レギュラーについても「まだポジション取れるような状況の選手もいてる」と底上げに期待した。

岡田監督の一問一答は以下の通り。

    ◇    ◇    ◇

-中野も含め二遊間の適正はこの秋のうちに見極めるとおっしゃっていたが

「もう大体、守備もシートノック見ても、分けてやってるよ。組み合わせがどうなるか分からんけどな、思ったよりもええ選手おるから、特に割って入ってくるかもわからんしな」

-熊谷は足もあるが

「いいな、使い勝手な。ユーティリティーはやっぱり絶対必要やわな」

-2人くらいとおっしゃっていたが

「まあ、ちょっとあの、植田も外野やらさなあかんかも分からんな。今年守ったらしいやんか。熊谷も外野やっとったな、あれな。熊谷は守備うまいもんな、内野の。足から守りから熊谷とか、植田とかな。もう1枚外野を守れるのもほしいよな、1枚な。(スタメンに)外国人入った場合にな、そういうのがあるから。足から守備固めみたいな、な。そういうスペシャル(スペシャリスト)は今までいないもんな、つくらんとあかんわな」

-熊谷、板山あたりが候補になってくる

「おーん、まあそやなあ」

-1軍の戦力としての力は足りてる

「あるある、十分やんか。役割もあるからな。(1軍野手は)16、17人くらいか、キャッチャー除いてな。そういう役割の選手は3、4人は絶対いると思うよ。代打だけになるやつもおるかも分からんけどな、役割的にな、レギュラーじゃなしにできるやつわな。そうなったら楽やけどな」

-来年のキャンプの振り分けも考えてると思うが

「だから一応な、20とか、な、ちょっと22とか、人数は大体やけど。でもまあ今度(1、2軍ともに)沖縄でできるからな。今までみたいにな、本当の1、2軍の振り分けみたいな、な。ベテランはどうする? って、そういう選手がいないからな。人数的に分けても中盤の紅白で入れ替えしたらええ言うてあるけどな。そんなん最初から決められへんわ、今の陣容見とったら、はっきり言うて。いろんな可能性がみんなあるから、2月1日の時点で決められへん。そのくらいちょっとな、みんなが力つけてるから。うれしい誤算やけど。そういう意味では、まだ誰が1軍でどこ守ってたかな、何人かしか。まだポジション取れるような状況の選手もいてるしな。楽しみは楽しみやけどな。でも1、2番はそれ(近本、中野)で収まってほしいよな。足が魅力やしな。ある程度な、150本くらいヒット打てる選手が1、2番におったらな、そらチャンス広がるよ。やっぱ相手が嫌がる1、2番な。1番出たら何してくるか分からん、手探り手探りで結局ランナーたまるとかな。嫌がる1、2番が欲しいよな」

-アライバのような

「荒木、井端は3割打てへんやろ。それの上いかへんと。あのへんはどちらか言うと守備から入った1、2番やで、二遊間でな。それが確立されてからの1、2番やからな。そんな怖さはないで、フォアボールとかいらんことやるからつながりがあるように見えるけど、そんな怖くはないで。嫌らしい1、2番を目指してほしいな。右右と左左の違いはだいぶあるけどな」

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