西武は17日、埼玉・カーミニークフィールドで秋季キャンプを行い、松井稼頭央監督(47)はフリーエージェント(FA)権を行使してオリックス移籍が決定した森友哉捕手(27)に関し、「球団も全力で引き留めにいってくれたと思うし、友哉も悩んで決断したことだと思います」と言及した。
「僕もFAで出た人間ですし」と、自身も西武からFAでメッツに移籍しただけに、残留か移籍か悩む苦しい心境は理解している。「友哉はライオンズに大きく貢献してくれたし、軸となってやってくれた選手なので、違うチームにいっても一緒にやった仲間ですし、その場所でさらにやってくれるでしょう」と尊重する一方、「打たれないように、しっかりと抑えられることがベストですけれど」と対戦時の脅威も感じていた。
「軸のキャッチャーと軸の打者が抜けるわけですから、若い選手には大きな大きなチャンス。死に物狂いで必死にレギュラーをとりにきてほしい」と“脱・森効果”にも期待を寄せている。今季、森の離脱時は控え捕手らでカバーした実績もある。「古賀も柘植も牧野も中熊も、いいものを出してくれたし、良い競争意識が見られるので楽しみですよ」。捕手に限らず「1人でも2人でも『オレを使え』という選手が出てくれることを期待している。良い顔をしてやってくれています」と、若手を中心とした秋季キャンプには手応えを得ている様子だ。
渡辺久信GM(57)は、15日に本人から移籍を決断する連絡があったことを明かし、「残念だけれど、彼の選択を尊重したいと思う」と無念の表情。「まだ決めていないけれど、人的補償になると思う。リストを見てからだよね」と捕手に限らず、戦力補強に合致する選手を選択する意向を示した。
西武は、日本ハム近藤健介外野手(29)のFAでの獲得にも乗り出している。【鎌田直秀】



