巨人に将来「奈良県民三遊間」が結成されるかもしれない。巨人ドラフト4位の創価大・門脇誠内野手(21)が18日、都内のホテルで契約金5000万円、年俸840万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。

同じ奈良県出身の主砲、岡本和真内野手(26)が智弁学園高時代から「ニュースやYouTubeでよく見ていた」という。同郷の先輩に入団直後から弟子入りを志願した。「同じ奈良出身は少ないので積極的に会話し、距離を縮めていきたい」。お近づきへの共通の奈良ネタは何か問われると「奈良ネタってそんなにないんですよね。大仏とか、鹿とかですかね」と、一般的な奈良のイメージを挙げるにとどまり、周囲を笑わせた。

巨人には坂本という不動の遊撃が構えているが「自分と坂本さんはタイプが違いますし、そこを求め過ぎちゃうと自分を見失うと思っている。自分には自分にしかない武器があると思うので、そこはしっかり崩さず、投手からの信頼を勝ち取れるような遊撃を目指したい」と堅実に語った。

その上で岡本和と「将来的に奈良県民三遊間とか組みたいですね」。大学1年の春からレギュラーをつかみ、4年間全イニングに出場した鉄人。今も毎日、基礎トレーニングから鍛え上げ、虎視眈々(たんたん)とその日を伺っている。【三須一紀】

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