名城大(北陸・東海3連盟)が九共大(九州3連盟)を下して初戦を突破。投打がかみ合って快勝だった。

先発の真田拓投手(4年=東郷)は5回まで無安打無失点と好投。7回2安打9奪三振で無失点と流れを呼び寄せた。「先取点を取ってくれると信じて、無失点に抑えることだけを考えて投げた結果良い内容になった」と笑顔。8回から登板した2番手の松本凌人投手(3年=神戸国際大付)も流れを渡さない。8回は3者凡退で仕留めると、9回は三者連続三振で締めて完封リレーを完成。2投手で相手打線をわずか2安打に抑え13奪三振と完璧に封じた。

野手では2番小林大介外野手(4年=高崎健康福祉大高崎)が走って打っての活躍だった。0-0の4回に先頭で四球を選んで出塁。初球で二盗を成功し、捕手の失策も誘って三塁に進塁した。直後に中堅への犠飛で先制のホームを踏んだ。5回にはバットで貢献した。1死満塁から左翼線に運んで2者をかえし、追加点をもたらした。小林は2安打2打点2盗塁と存在感を見せた。

まずは初戦を突破。真田は「厳しい戦いにはなると思いますが、しっかりと自分たちの野球をして全国優勝できるように頑張ります」ときっぱり。次戦は21日に上武大(関東5連盟第1代表)と4強入りをかけて戦う。