明大(東京6大学)は接戦を制し、2-1で関大(関西5連盟第2代表)に勝利し、4強入りした。大商大(関西5連盟第1代表)は延長タイブレークの末に5-4で環太平洋大(中国・四国3連盟)に勝利。北陸(北信越・福井)は、逆転で英明(四国・香川)に4-3に勝利し、初出場初勝利を飾った。

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明大は初回の攻撃が、勝利につながった。1回1死から飯森太慈外野手(2年=佼成学園)が四球を選び、すかさず盗塁。三塁まで進み、上田希由翔内野手(3年=愛産大三河)の二ゴロで、迷わずスタートを切るとタッチをかいくぐり生還。50メートル5秒8の俊足をいかして、先制のホームを踏んだ。「ギリギリだったけど、なんとかスライディングでうまく(タッチを)避けられた。自分の足で少しでも貢献できればと思った」と技ありだった。

今秋から2番に定着。強力打線のつなぎ役として、存在感を発揮する。田中監督は「関大さんの投手はみんないいので、飛び道具で一刺しするしかないと思った。初回に、いいインパクトを与えてくれた」と評価。身長163センチのいぶし銀が、全国の舞台で輝いた。

○…関大先発の鷲尾昂哉投手(4年=登美ケ丘)は8回3安打13奪三振と好投するも、初回の2失点が痛手だった。「課題だった立ち上がりにつまずいてしまった」と悔しさをにじませた。早瀬万豊監督(64)は「接戦覚悟だった。最後まで打ち崩せなくて残念」と肩を落とした一方で、「4年生はまだまだ上の世界で伸びしろがある。期待している」とねぎらった。

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