国学院大（東都大学）が投打にかみ合い、大商大（関西5連盟第1代表）を下し、初の決勝進出を決めた。
4回、無死満塁から遊失で1点先制。遊併殺の間に2点目。なお2死三塁から山本大輔外野手（4年＝大手前高松）が「どんな形でも得点したかった」と三塁へ相手の意表を突くセーフティーバントを決め、この回3点を挙げた。「練習でもしたことがないようなバントができた。苦手ではなかったので、自信をもってやりました」と、してやったり。
1点差に詰め寄られた8回には、1死二塁から再び山本が右越え適時打。さらに後続も連打で続き、3点を挙げリードを広げた。
投げては巨人3位の最速153キロ右腕・田中千晴投手（4年＝浪速）が、ドラフト後、初登板。力強い直球と、キレのあるフォークをテンポ良く投げ込み、5回まで無安打投球。5回2／3を投げ2安打2失点と試合を作り、坂口翔颯投手（2年＝報徳学園）につなげ、試合を締めた。
この試合、2安打2打点の活躍の山本は「投手を中心に守り勝つのがうちの野球。決勝戦もリズムを作って、チームとしてコツコツやって勝ちたい。最後の試合になる。日本一を何が何でも達成したいです」と、初優勝へ向け、力を込めた。
