日本野球機構(NPB)は24日、今季のベストナインを発表した。阪神からは青柳晃洋投手(28=初)、中野拓夢内野手(26=初)、近本光司投手(28=2年連続2度目)の3選手が受賞した。

■青柳が井川以来球団19年ぶりに投手で受賞

球団では03年井川慶氏(43)以来19年ぶりの投手ベストナインに選出された青柳は「初めての受賞なのでめちゃくちゃうれしいです。去年取れるかなって期待している中で取れなかったので、今回取れてすごいうれしい」と赤裸々に心情を語った。

■近本はマートン以来の虎外野手2年連続受賞

2年連続同賞受賞の近本は「選んでいただいてうれしい。(2年)続けて取れたというのが、すごくうれしいです」。外野手では13、14年のマット・マートン氏(41)以来、球団8年ぶりの連続受賞となった。

■初受賞中野は球団遊撃手で鳥谷以来

遊撃手では鳥谷敬氏(41)以来、チーム7年ぶりの受賞を果たした中野は「本当に光栄です。でも正直自分でいいのかなというのがありながら、そういった賞を受賞できたのは素直にうれしい」と戸惑いながらも栄誉を手にした。

阪神から3選手がベストナインに選出されたのは、一塁手マウロ・ゴメス、遊撃手鳥谷敬、外野手マット・マートンが選出された14年以来8年ぶり。阪神から日本人3選手が同賞受賞となると、優勝した05年以来17年ぶりとなった。この時は捕手矢野輝弘、三塁手今岡誠、外野手赤星憲広、同金本知憲の4選手が受賞していた(名前は受賞時の登録名)。