セ、パ両リーグは24日、今季のベストナイン賞を発表し、阪神からは青柳晃洋投手(28)、中野拓夢内野手(26)が遊撃手、近本光司外野手(28)が外野手で選出された。青柳、中野は初受賞で近本は2年連続2度目。球団の日本人3選手の選出は、岡田監督第1次政権でリーグ優勝を遂げた05年以来17年ぶりだ。

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阪神近本が2年連続でベストナインを受賞した。外野手部門の連続受賞は球団では13~14年のマートン以来の快挙だ。「続けて取れたというのが、すごくうれしい」。昨年に続きゴールデングラブ賞とのダブル獲得になり、名実ともに球界を代表する外野手になった。

今季は83試合に3番で起用され、主軸の役割を果たした。41四球は自己最多。「むしろ3番の方が(四球が)取りやすかった。あまり打つ気がなかった。がっつかなかったので」。4番大山との兼ね合いで冷静に打席に立った結果だった。

岡田監督の構想では来季は1番起用が基本線。四球も含めた出塁が期待されるが、「1番になったらまた違うと思うので、自分の良さを出していかないといけない。1番で先頭が多いので、そういったところで四球を出すのはすごく痛いと思う」。豊富な経験を生かし、リードオフマンとして相手投手に脅威を与える。

【ベストナイン】阪神から青柳晃洋、中野拓夢、近本光司が受賞 青柳は投手では球団19年ぶり