広島野間峻祥外野手(29)が、新井カープの初代1番打者に名乗りを上げた。「春から競争になると思いますし、しっかりとアピールしないといけない立場なので。しっかりといい練習、いいオフを過ごしてやれればなと思います」と、奪取を目指す。

新井監督が26日に、理想の1番打者について言及。出塁率が高く、盗塁のできる能力に加え「相手がいやがるような1番打者」を理想に挙げた。出塁率、盗塁を求めることについて、野間も「そういうことをしないといけない選手だと思う。今年に関してはなかなか動けずだった。監督も機動力を掲げている。先頭に立ってではないですけど、足速い選手がいかに仕掛けていくか。盗塁に関しては相手の警戒度は足の速い遅いは変わってくると思うので、そういう選手が積極的にいくことで相手バッテリーにプレッシャーもかかってくると思う」と自覚する。

高い潜在能力を持ちながら、今季は下半身のコンディション不良などもあって7盗塁にとどまった。「盗塁がすべてではないですけど、数はもう少し増やせればと思っています。25。そのへんを目指してやらないとな…と」と、自己最多の18年17盗塁を塗り替えていく。

春季キャンプ、オープン戦を通じ、1番打者を巡る競争も展開される。新井監督は状況次第で、開幕後も競争が続く可能性も示唆したが、首脳陣の信頼を勝ち取る適任者が現れれば最良。「なかなか決まらないというか、誰かが入れ替わり立ち替わりになるよりかは、上位は固定されている方が1番だとは思うので、そこに入っていけるようにしっかりアピールしたいなと思います」と覚悟を示した。

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