阪神のシルバーパートナーDID大同工業が協賛する「阪神タイガースDIDアワード」の年間大賞に大山悠輔内野手(27)が輝いた。6月3日の日本ハム戦(甲子園)での1試合3本塁打に最多の809票が集まった。

表彰式が26日に甲子園で行われ、球団OBでDIDブランドアンバサダーを務める掛布雅之氏(67)がプレゼンター役を務めた。大山は「自分でも少しびっくりしました。(あの時は)1打席、1打席、自分の考えをまとめて打席に入れた。自分の考えと(相手の)ボールが一致した。自分の思った通りに」と、今でも驚くように振り返った。

掛布から、本塁打、打率、打点で一番意識しているタイトルを問われると「打点ですね」と即答した。来季、自己最多の30本塁打を超えたいかという問いには「甲子園を本拠地で難しいところはあるが、30本はクリアしたい」と話した。

今季を振り返り6月10日の交流戦オリックス戦でスタメンを外されたことを挙げ、前日の試合後に知り「寝られなかった。自分の中で今年一番悔しい日だった」と話し「そこで悔しさを持っていないと油断や隙が生まれる。いい経験をしたな」と糧にしたことを明かした。

この賞はDID大同工業が協賛し新たに制定された球団公認の表彰企画。毎月、阪神のホームゲームで輝いたプレーの中から、掛布氏が「これぞ!」と思った3つのプレーをノミネート。ABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」番組内で発表していた。

毎月3つの中からファン投票で最多得票を獲得したプレーが受賞プレーとなり、シーズン各月の計6プレーの中から、さらに投票を行い「年間大賞」が選ばれた。

大山にはDID大同工業から賞金、朝日放送から記念トロフィーが贈呈された。

◆年間大賞 投票結果(投票数1760票)

1位 大山悠輔 809票 6月3日 日本ハム戦 1試合3本塁打

2位 大山悠輔 302票 8月30日 広島戦 1-0での決勝本塁打

3位 近本光司 293票 7月6日 広島戦 30試合連続安打

4位 梅野隆太郎 194票 9月14日 広島戦 逆転決勝三塁打

5位 佐藤輝明 113票 4月15日 巨人戦 連敗を止める逆転本塁打

6位 大山悠輔 49票 5月24日 楽天戦 左翼守備での超美技と決勝打

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