広島宇草孔基外野手(25)が、日米通算1517安打の秋山翔吾外野手に弟子入りする。来年1月4日から静岡・下田市内で行われる自主トレ参加を自ら志願。阪神板山や日本ハム五十幡らも参加する合同トレで飛躍のきっかけを探る。

今季途中から広島に加入した秋山からはシーズン中だけではなく、シーズン終了後も助言を受けてきた。フェニックスリーグ期間中も動画を送って感覚を伝えたり、試合映像を見て意見を求めたりと、すでに師弟関係にあった。昨オフともに自主トレしたカブス・鈴木からも背中を押され、秋山塾の門をたたいた。「打撃だけじゃなく守備、バッティングのセッティングの仕方など、いろいろ聞きたい。秋山さんのように打とうと思っているわけではないですが、こういう感覚もあるんだという引き出しを増やしたいと思います」。同じ外野で、同じ右投げ左打ち。学べるものはすべて学ぶ覚悟でいる。

宇草は昨季158打席で打率2割9分1厘を残すも、今季は98打席にとどまり、打率も2割5厘に終わった。広島外野陣は師となる秋山のほか、西川、野間らライバルが多い。出場機会を増やすためにも、レベルアップは不可欠。勝負の4年目を前に、秋山塾で走攻守の技を磨いていく。【前原淳】

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