阪神湯浅京己投手(23)が11月30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、NPB歴代3位、球団史上最高の昇給率となる840%増の4700万円と大幅昇給を勝ち取った(金額は推定)。

◆昇給率は歴代3位。投手では10年福盛和男投手(楽天=1036%)に次ぐ2位となる。福盛は09年6月に大リーグのレンジャーズから楽天復帰。シーズン半ばだったこともあり野球協約が定める参稼報酬最低額の440万円で契約し、翌年の条件を重視する変則契約で大幅アップした。

◆昇給率 旧年俸に対する、アップ幅の比率のこと。昇給額÷旧年俸×100=昇給率。今回の湯浅は500万円から4700万円で契約を更改したため、昇給額は4200万円。これは旧年俸の8・4倍となるため、昇給率は840%となる。

◆阪神の近年の大幅アップ 今季の湯浅京己投手(23)のように昨年「新人特別賞」を受賞した佐藤輝明内野手(23)、中野拓夢内野手(26)、伊藤将司投手(26)の3人は、昨オフの契約更改でいずれも大幅アップを勝ち取った。