ロッテの高坂俊介代表取締役社長(40)が1日、ZOZOマリンで就任会見を行った。「同じ時期に就任した吉井監督率いるチームが優勝を成し遂げ、これまで以上に多くの方々を魅了する強い球団になれるよう、力を尽くしていきたい」と所信表明した。

15年に入社。20年からマーケティング戦略本部長、今年1月からは執行役員事業担当として、22年度は過去最高の売り上げを記録した。チームへの先行投資は積極的に行うとし「吉井監督が率いるマネジメント、球団本部長の松本さんが率いる編成、執行役員の原田さんが担うデータ戦略。三位一体となって強い組織をつくる」と意気込んだ。

内部昇格での球団社長就任はロッテでは初めて。だが新卒で入社したのは楽天で、04年秋には内定者アルバイトとして創設期の楽天球団に携わったこともある。「変化を起こすには相当のエネルギーが必要。プロ野球チームはそのエネルギーをそそぐ価値があると感じました」。全力で常勝軍団構築に尽力する。