阪神の打撃コーチに就任することが決定している今岡真訪氏(48=日刊スポーツ評論家)が3日、姫路市のウインク球場で「JA兵庫西組合長杯学童軟式野球大会」(大会会長=福本博之代表理事組合長)の野球教室に参加した。夏ごろから崩していた体調も回復し、元気な姿で子どもたちを指導した。

03年首位打者、05年は藤村富美男の球団記録を更新する147打点(歴代3位)を記録した打点王。16チーム、約400人の少年少女たちと触れ合い、「僕自身が原点に立ち返る気持ちになりました」と語った。

「どうしたらホームランが打てますか?」「緊張しないようになるにはどうしたらいいですか?」「三振しないためには何をしたらいいですか?」。質問攻めに実演を交え、熱心にアドバイスを送った。

小浜タイガースに所属した小学1年から、宝塚シニアの中学3年までは投手。PL学園で内野手に固定されて頭角を現し、東洋大で日本代表としてアトランタ五輪に出場するなど、プロへの階段を上がった。

「明るい表情の子供たちに会えて新鮮でした。ぼくにもあのような時代があったことを思い出した。初心に返って取り組みます」。今度は岡田阪神の優勝に全力を尽くす。【寺尾博和】

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