労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、FA権取得条件の短縮など、保留制度改革について話し合った。

議題の1つに挙がったのが、育成制度についてだ。会沢翼会長(34=広島)は「本来の目的以外に使われていることが多々、目立っている。ルールの下、闘っているのがプロ野球。ルールをねじ曲げることがあってはならない」と訴えた。

具体例は挙げなかったが、高額年俸者や複数年契約者が故障などにより育成契約となるケースがあることを指摘。「育成するのが(制度の)趣旨なわけで。そこに対して、疑問が多く募ったというか。(人的補償の)プロテクト外しじゃないかという意見も多々、出ました」。今後、日本野球機構(NPB)との話し合いの中で是正を訴えていく。