中日梅津晃大投手(26)が来年3月の実戦復帰を視界にとらえた。3月の手術(右肘トミー・ジョン)からリハビリは順調に推移。8日、ナゴヤ球場で行った40メートルのキャッチボールも強度が上がり、近日中に傾斜を使ったネットスローを開始する。

未完の大型右腕も開幕からのローテ争い参戦を諦めてはいない。楽天涌井の加入で先発争いが一段と激化する中、3月復帰を当面の目標に掲げた。「(先輩の)田島さんが手術から1年で治ってるのでモチベーション的には3月、4月(本格復帰)を目標にやっています。(来春の)2月1日には100%で投げられると思うので、キャンプではしっかりアピールしたい」と目を輝かせた。

もちろん「絶対、3月というわけではない」と焦る気持ちはない。入団1年目に4勝をマーク、3年目から背番号「18」を引き継いだが、4年目の今季はリハビリに専念する形となった。肘の具合を慎重に確かめながら、ピッチを上げていく。

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