「カブスの熱男」がやってくる。オリックスが獲得を目指していたフランク・シュウィンデル内野手(30=前カブス)の加入が11日、決定的となった。

同内野手が参加していたドミニカ共和国のウインターリーグ所属球団である「アギラス」が公式サイトで、オリックスと契約を結んだと伝えた。メジャー通算22本塁打の長距離砲で、レッドソックス移籍の吉田正が抜ける打線にとってピンポイント補強になる。

シュウィンデルは昨季、カブスなどで64試合に出場して14本塁打をマーク。打率3割2分6厘の巧打ぶりも発揮した。メジャー経験も浅かったが、カブスでは彗星(すいせい)のように現れて本塁打を量産。何よりも明るいキャラクターが特徴的で「フランク・ザ・タンク」のニックネームでファンから愛された。鈴木誠也とともにプレーした今季は腰のケガにも泣かされたが、遅咲きの大砲は可能性十分だ。

◆フランク・シュウィンデル 1992年6月29日生まれ、米国出身。13年ドラフト18巡目指名でロイヤルズと契約。19年メジャーデビュー。21年はアスレチックスとカブスで14本塁打、打率3割2分6厘と活躍。今季は75試合で8本塁打、打率2割2分9厘。メジャー通算145試合、22本塁打、79打点、打率2割6分9厘。マイナー通算852試合、打率2割8分5厘、136本塁打、552打点。185センチ、100キロ、右投げ右打ち。

【関連記事】オリックスニュース一覧