阪神は14日、ブライアン・ケラー投手(28=前レッドソックス3A)と来季の契約を結んだと発表した。推定年俸は60万ドル(8400万円)。背番号は「24」。

先発の一角として期待される。メジャー経験はないが、191センチの長身右腕で、リーチを生かしたスリークオーターから、150キロ台中盤の直球を軸に、カットボール、スライダー、カーブ、ツーシーム、チェンジアップなど多彩な球種を操る。

B・ケラーは球団を通じ「タイガースでプレーする機会をいただき、非常に興奮しています。チームメート、監督、コーチ、スタッフ、そしてとても熱狂的だと聞いているタイガースファンのみなさまと会えることを楽しみにしています。自分のできるベストを尽くして、チームの勝利、そして優勝に貢献したいと思います」とコメントした。

岡田彰布監督(65)も映像を見て「右は打ちづらいなっていう印象やな。バッタバッタ三振とか、そういうタイプじゃないな。コントロールええよ」と評価していた。

今季はジョー・ガンケル投手(30)、アーロン・ウィルカーソン投手(33)がともに先発で5勝を挙げたが、2人とも退団。B・ケラーへかかる期待は大きい。来日2年目を迎え、勝利の方程式でプル回転が期待されるカイル・ケラー投手(29)と、来季ダブルケラーで18年ぶりの「アレ(=優勝)」へ貢献する。

 

◆ブライアン・ケラー 1994年6月21日生まれ、米ウィスコンシン州出身。ウィスコンシン大・ミルウォーキー校から16年ドラフト39巡目でヤンキースと契約。今季はレッドソックス傘下3Aウースターに所属し、主に先発で31試合に登板し、6勝5敗、防御率3・27。メジャー経験はなし。マイナー通算129試合の登板で、34勝27敗、防御率3・18。身長191センチ、91キロ。右投げ右打ち。

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