「丸の1インチ」で粘り強く打つ。巨人丸佳浩が19日、川崎市・ジャイアンツ球場で自主トレを公開。打率3割、出塁率4割を「野手でいる以上は目指したい数字」と目標に掲げた。

実現に向けた今季の新スタイルはバットを握る位置に現れる。昨季は長く持っていた“相棒”を一握り短くし、マシンの球を打ち込んだ。「短く持っているんだと心で、すがれるというか。追い込まれた時、ボールを寄せてくらいつける」と説明。操作性を高め、不利なカウントからでもギリギリで対応していく狙いだ。

短く持つ分、バットは長くした。「単純に足し算、引き算で。持った時の長さが変わるので」。1インチは2・54センチ。重さは880グラムで変えず、昨季の33・5インチ(=85・09センチ)から34・5インチ(=87・63センチ)に変更した。19年、20年とリーグ連覇に貢献も、広島時代も含め、日本一の経験はない。16年目のシーズンに新しい景色にたどり着く。

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