「吹田の主婦」こと、オリックス山崎颯一郎投手(24)が、ついに大阪府吹田市を訪れた。

石川県出身でどこに吹田市があるのかさえ知らなかった山崎颯だが、球団企画で先日、訪問が実現した。ロケでは同市のエキスポシティを訪れ、スイーツをたんのう。同市の後藤圭二市長(65、お笑いコンビ・ジャルジャル後藤の父)やマスコットの「すいたん」らとも会った。

20年の球団ファンフェスタで、山崎颯が扮(ふん)したコスプレ「吹田の主婦」は、すっかり定着。ロケ中は多くのファンから声をかけられ「楽しかったです。いっぱい吹田の話も聞けました。いい時間になりました」と振り返った。

実は「吹田の主婦」から“引退”を考えていたが、後藤市長から「いや、逃がさんよ。もう3年行こう」と言われ「じゃあ3年行きますか」という話を冗談交じりでしたという。「引退できそうにないんで、それならトコトンやろうかな、ぐらいな」と笑った。今回のロケの模様は、球団公式YouTubeチャンネル「BsTV」で後日公開予定だ。

昨季は先発からシーズン中に中継ぎに転向すると最速160キロの直球を武器に救援陣の一角として、日本シリーズでも4試合に登板、日本一に貢献した。昨年11月には侍ジャパンにも招集された。

今季は昨季以上の活躍をするために“突き刺さるような”フォークボールを手に入れる。大阪・舞洲で自主トレを行っている右腕は、持ち球のフォークボールを磨くことを意識。「(突き刺すようなイメージ)そこしか意識してないですね、フォークは」。自身が投げたいフォークに少し近づいたといい、同僚の宇田川や入来投手コーチを参考に「三振を取れるフォーク」の研究を続けている。今季も活躍すれば「吹田の主婦」の知名度は、さらにアップしそうだ。【高垣誠】

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