阪神ドラフト6位富田蓮投手(21=三菱自動車岡崎)が、新人合同自主トレ恒例の3000メートル走でぶっちぎりの1位になった。鳴尾浜球場の内周(=1周400メートル弱)を計8周するレースで井坪、門別に周回差をつける独走。「走ったら負けたくない。常に1番に立ってやっていきたい」と負けず嫌いな一面をのぞかせ、2位茨木に34秒差の11分28秒でフィニッシュした。「(シーズンで)連戦とかになってくる中で回復が早いのが、長距離が速くてよかったこと。そこは維持したい」。スタミナを武器に過酷なプロの世界を生き抜く。

○…ドラフト4位茨木秀俊投手(18=帝京長岡)が悔しさをにじませた。3000メートル走ではトップ富田に34秒差をつけられて2位。「ついていけたら良かったんですけど、途中からキツくて落ちてしまった」と肩を落とした。春季キャンプは新人全員が2軍スタート。「周りがきつい顔をしていても、すがすがしい顔でできれば」と同期への負けん気をのぞかせた。