巨人松田宣浩内野手(39)が「熱男旋風」を巻き起こす。24日、川崎市・ジャイアンツ球場で自主トレを公開した。守備練習のノックでは、巨人のルーキーたちと一緒に受け、大きな声を張り上げた。21歳年下のドラフト1位浅野翔吾外野手(18=高松商)とも、肩を並べてボールを受け「ホントに楽しかったですし僕もジャイアンツ1年目、ルーキーの子もジャイアンツ1年目なんで、みんなで楽しい時間を、いい練習ができました」と汗を流した。

守備練習は、外野でもこなした。「1つのポジションとは思っていませんし、チームのために何をするべきかを考えながら、やれるところはどこでもやる。やれと言われたところはどこでもやる。そういう気持ちでスタートしています」と、本職の三塁だけにこだわらず出場機会を得るために、外野でも勝負する。

17年間プレーしたソフトバンクから加入し、新天地となった巨人で再スタートを切る。「プロ野球18年目のシーズン。まずはジャイアンツのために勝利に貢献する、一生懸命野球をするというのが1番なんですけど、熱男旋風を巻き起こしたいと思っています」と、周囲を巻き込みながら上昇気流に乗せていく。

○…ドラフト4位門脇誠内野手(創価大)は22歳のバースデーに長寿選手への思いが強まった。5月に40歳となる松田が元気いっぱいの姿を肌で感じ取った。「40歳以上も野球を続けるのが目標の1つ」と最高のお手本を見て、決意を新たにした。「プロ野球選手として迎えられたのが一番うれしい。特別な誕生日になった」とかみしめた。