中日の新人10選手が28日、ナゴヤ球場で新人合同自主トレを打ち上げた。

ドラフト1位、仲地礼亜投手(21=沖縄大)はブルペンで自主トレでの投げ納め。10選手とも9日からの自主トレを完走し、2月1日からは1、2軍に分かれ、沖縄キャンプに突入する。

「ブルペンには入れるなら入りたい。暖かければ、(捕手を)座らせたい」。大学時代は読谷村の実家から通学。2軍読谷キャンプスタートとなった仲地は故郷での投球をにらんだ。

この日はドラフト4位・山浅龍之介捕手(18=聖光学院)を相手に約20球の立ち投げで自主トレを打ち上げた。「座らせようかなと思ってたけど、やめました。キャッチボールのあとも室内で寒く感じた。良くないと球が止まっている感じ。投げてあんまりだなと感じた」。南国育ちの右腕にとっては初体験の猛烈な寒波。故障での出遅れを避けるクレバーさものぞかせた。

立浪監督も即戦力先発候補として期待をかける。「もう1回、引き締め直して、しっかりアピールできるようにやっていきたい」。キャンプ宿舎に届く、背番号「31」のまっさらなユニホーム姿を故郷でお披露目するのはまもなくだ。【伊東大介】

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