西武のドラフト1位蛭間拓哉外野手(22=早大)が力の一端を示した。30日、新人合同自主トレで初めて屋外でフリー打撃を行った。左打席から45スイングでサク越えも連発含む4本。中弾道が目立った。練習後は「超、力みました。超、力みました」と2度、念押しするように笑った。

2カ月ぶりという屋外での打撃。ケージ前では渡辺GMも仁王立ちしていた。「室内で打ってるより視界が全然違うので。コンパクトに打とうと、飛ばそうと意識してなかったんですけど」。慣れてくると、左右に快打を連発。左翼で守っていた主砲山川がスライディングキャッチに成功する場面もあった。

西武は他11球団より遅く、宮崎・南郷でのA班キャンプが2月6日にスタートする。外野レギュラーは現時点で3枠とも白紙だ。「自分は多分、A班の外野手の中で一番下手くそだと思うので。先輩方に食らいついて残れるように、出られるように」。前日29日には全身水色のウエアで練習。憧れる栗山の自主トレ公開を「意識しましたね」と同じ獅子コーデで整えた。新人合同トレは31日が最終日。未来のミスターレオ候補が、準備を整えた。【金子真仁】

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