ロッテの吉井理人監督(57)、佐々木朗希投手(21)ら選手、スタッフらが30日、キャンプインに備えて沖縄・石垣空港に到着した。

空港ロビーでは約100人のファンらに出迎えられ、3年ぶりに歓迎セレモニーも開催された。吉井監督は「あいさつせなあかんのかなと思ったけれど、何も考えてなかったので社長だけでホッとしました」と笑わせた一方、「若い選手は『このオッチャン何者だ』と思っていると思うのでコミュニケーションをしっかりとっていきたい」と1軍、2軍の区分けをしないキャンプで交流を密にする意気込みだ。

空港を出ると「天気いいですね」と空を見上げた。「いつも雨が多いんですけれど、週間天気予報を見たら晴れの日が続いているので、しっかり練習が出来るかなと思っています」と感謝。今季はロッテ監督と侍ジャパン投手コーチを兼務するが「気合入っています」と語気を強めた。

昨季から総入れ替えとなった外国人選手に関しても「実技の面では心配していない」と強調した。「全員ドミニカ(共和国)人で、おうち(母国)のほうで練習しているビデオも送ってくれています。石垣島よりも暖かいのでは。日本人の若手よりも(仕上がりが)進んでいると思います。チームにしっかり溶け込んでほしい」と期待を寄せた。

31日には選手、スタッフでミーティングを行う予定。「オープン戦が終わるまでがスプリングキャンプと考えているので、やるべきことをしっかりやってほしい。プロなので勝たないとダメなので、そのための準備を」。新しい公式スーツを身にまとってキャンプ地に入り、気を引き締め直した。【鎌田直秀】

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