西武の新人合同自主トレが31日、終了した。

ドラフト2位古川雄大外野手(18=佐伯鶴城)にとっても刺激の大きな約3週間だった。10人の“同期”もキャンプでは1、2軍に振り分けられ、各ポジションでの練習に入る。

同期については「入団会見の時から面白いなっていう人ばかりだったんですけど、一緒に生活していく中で時間とかすごくちゃんとしてますし、おちゃらけているなっていう人も部屋では意外と大人しかったりとか」と仲が深まった様子を口にした。

所沢の球団施設での自主トレでは、下旬に近づくほど先輩選手たちの姿も増えてきた。古川は、山川穂高内野手(31)へのあいさつで盛り上がるシーンが見られた。古川が明かす。

「自分が着けているサングラスを、もともと山川さんが(同じものを)着けていたらしくて、沖縄でなくしたらしいんですよ。それで古川、お前がやったんかと(笑い)。そんなわけないじゃないですか~という話をして、ちょっと盛り上がりました」

多くの先輩と顔を合わせながら、プロ野球の環境に慣れていった。

「皆さんに本当に優しくしてもらったので。これから打撃のこととかも聞きやすくなって、ある程度顔も名前も覚えてもらいましたし、関わりを持ってしっかりと勉強していきたいと思います」

高い身体能力での躍動が期待されるルーキーが、いいスタートを切った。【金子真仁】

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