西武の新人合同自主トレが31日、全日程を終了した。育成ドラフト1位の野村和輝内野手(19=日本海L・石川)は「楽しく、いい緊張感の中でできたんじゃないかと思います」と振り返った。

最速150キロ前後を誇る直球を持ちながら、NPBでは打者で勝負する。スイングは力強い。30日のフリー打撃では力みがちだったものの、この日は6本のサク越えを放った。

「左中間寄りの電光掲示板のところに今日、当たって。2日目にして修正できました。逆方向の進塁打から打って、センター、レフトと。逆風の中では良かったです」

独立リーグからの入団で“高卒2年目”の学年にあたる。物おじせず、先輩やスタッフと会話するシーンが目立った。

「しゃべるのは得意なんですけど、自分から行くとか、コミュニケーションを多めにとるというのはあまり得意じゃなくて。でも、先に名前覚えてもらったほうが絶対有利だと思うので、率先的に」

徐々に存在感を示しながら、2月6日には高知・春野でのB班キャンプが始まる。

「体がつぶれないように、でもとことんやって。支配下に入って、試合に出ないとプロ野球じゃないと思うので。1軍の試合に早く出て、名前、覚えてもらいたいです」

野村和輝が挑む。【金子真仁】

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